OpenCode で Gemini 4 Argon を使う
Gemini 4 Argon は、Google が 2026-10-13 に一般提供を開始した Gemini 4 シリーズ最初のモデルで、API ID は gemini-4-argon です。Google 公式 API の料金は入力 100 万トークンあたり $2、出力 $10 です。これは 2026-11-30 までの導入価格で、その後は $4 / $20 に戻ります。
OpenCode ユーザー向けの結論:Argon はすでに OpenCode で使えます。Google 公式 API、OpenCode Zen、Gemini プロトコル対応のゲートウェイのどれからでも接続できます。モデルは同じで、違うのは料金です。従量課金でコーディングエージェントを回し続けると、差は大きくなります。当サイトが提携する AI Code With のチャネルは公式価格の 19%、つまり $0.38 / $1.90 で課金されます。
モデル ID と仕様
| 項目 | 値 |
|---|---|
| API ID | gemini-4-argon |
| リリース | 2026-09-30 発表、2026-10-13 に Gemini API で一般提供(有料枠のみ) |
| コンテキスト | 1,048,576 トークン(入力・思考・出力で共有) |
| 最大出力 | 既定 65,536 トークン。long decode を有効にすると残りのウィンドウまで使用可能 |
| 思考レベル | low、medium、high。既定は medium |
| 入力 | マルチモーダル:テキスト、画像、ドキュメント、動画 |
出典:Google の発表 (opens in a new tab)、kingy.ai による Gemini API ドキュメントの仕様まとめ (opens in a new tab)。思考トークンは出力料金で課金されるため、high では出力コストが大きく増えます。
Gemini 4 Argon の料金
単位は米ドル / 100 万トークンです。
| チャネル | 入力 | 出力 | キャッシュ読み取り |
|---|---|---|---|
| Google 公式、2026-11-30 まで(導入価格) | $2 | $10 | $0.10 |
| Google 公式、2026-11-30 以降 | $4 | $20 | 未公表 |
| OpenCode Zen | $2 | $10 | $0.10 |
| AI Code With チャネル(81%OFF) | $0.38 | $1.90 | — |
Zen の料金は models.dev の現在の掲載値です。正式な値は Zen のページを確認してください。AI Code With のコンソールは人民元建て(¥2.736 / ¥13.68)で、コンソールが使う 1 ドル ≈ 7.2 元で換算しています。同サービスのドキュメントでは課金ルールを「公式単価 × チャネル割引率」としています。11-30 に公式価格が $4 / $20 に戻った場合、このルールでの推算値は $0.76 / $3.80 です。実際の値はコンソールで確認してください。
コーディングタスク 1 回あたりの費用
OpenCode は呼び出しのたびにシステムプロンプト、ツール定義、ファイル内容、会話履歴を送り直すため、入力トークンが出力よりはるかに多くなります。中規模のタスクでモデルを 30 回呼び出し、1 回あたり入力 80K、出力 4K トークン(思考を含む)とすると、合計は入力 2.4M、出力 120K です。
| チャネル | 計算 | 費用 |
|---|---|---|
| Google 公式(導入価格) | 2.4 × $2 + 0.12 × $10 | $6.00 |
| Google 公式(11-30 以降) | 2.4 × $4 + 0.12 × $20 | $12.00 |
| AI Code With チャネル | 2.4 × $0.38 + 0.12 × $1.90 | $1.14 |
キャッシュは計算に含めていません。キャッシュがヒットすれば、どのチャネルでも入力費用は下がります。実際のトークン数はプロバイダーの使用履歴で確認してください。
OpenCode で Argon に接続する
OpenCode のモデルカタログは models.dev から取得しており、Google、Zen、GitHub Copilot などがすでに Argon を掲載しています。/models に表示されない場合は、まず OpenCode を更新してください。接続方法は次のいずれかです。
| 方法 | opencode.json のモデル値 | 課金先 |
|---|---|---|
| Google AI Studio API キー | google/gemini-4-argon | Google アカウント(公式価格) |
| OpenCode Zen | opencode/gemini-4-argon | Zen |
| GitHub Copilot | github-copilot/gemini-4-argon | Copilot プランと組織のポリシーによる |
| AI Code With | aicodewith-gemini/gemini-4-argon | チャネル価格(公式の 19%) |
方法 1:Google 公式 API
OpenCode で /connect を実行し、Google を選んで Google AI Studio (opens in a new tab) の API キーを入力します。Argon は有料枠のみの提供です。無料枠のキーでは /models に表示されないか、呼び出し時に権限エラーになります。接続後は /models で Gemini 4 Argon を選ぶか、設定に書きます。
{
"$schema": "https://opencode.ai/config.json",
"model": "google/gemini-4-argon"
}方法 2:OpenCode Zen
/connect で OpenCode Zen を選び、モデル値に opencode/gemini-4-argon を指定します。エンドポイントとチーム設定は Zen のドキュメントを参照してください。
方法 3:AI Code With 経由(81%OFF)
- このページのボタンから登録し、コンソールの「キー管理」で API キーを作成します。「チャネル」で Gemini チャネルが有効になっていることも確認してください。
- ターミナルで
export AICODEWITH_API_KEY=あなたのキーを実行します。キーをプロジェクトのファイルに書かないでください。 - 次の設定をプロジェクトルートの
opencode.jsonに保存し、opencodeを起動して/modelsで Gemini 4 Argon を選びます。
{
"$schema": "https://opencode.ai/config.json",
"model": "aicodewith-gemini/gemini-4-argon",
"provider": {
"aicodewith-gemini": {
"npm": "@ai-sdk/google",
"name": "AI Code With Gemini",
"options": {
"baseURL": "https://api.aicodewith.ai/gemini_cli/v1beta",
"apiKey": "{env:AICODEWITH_API_KEY}"
},
"models": {
"gemini-4-argon": {
"name": "Gemini 4 Argon",
"limit": { "context": 1048576, "output": 65536 }
}
}
}
}
}このエンドポイントは Gemini ネイティブのプロトコルなので、OpenAI 互換アダプターではなく @ai-sdk/google を使います。limit はこのモデルのコンテキストと出力の上限を OpenCode に伝えます。同じチャネルで Claude も使う場合は、このプロバイダーと API プラットフォームのページにある aicodewith-anthropic を同じ provider オブジェクトに並べてください。
思考レベルを選ぶ
OpenCode には Google モデル用の low と high のバリアントが組み込まれていて、variant_cycle キーで切り替えられます(バリアントを参照)。バリアントを選ばない場合はモデル既定の medium が使われます。
- 大規模なリファクタリングやモジュールをまたぐ調査:
high。 - 文言の修正、テストの追加、小さな修正:
low。思考トークンは出力料金で課金されるので、こうした作業で余計に払う必要はありません。 - カスタムプロバイダーでバリアントが表示されない場合は、カスタムバリアントとして追加してください。
Gemini 4 Argon のベンチマーク
以下は Google の自己申告値で、発表と kingy.ai が転記したベンダー比較表 (opens in a new tab)から引用しています。Argon は最高の思考レベル・1 回の試行で測定され、比較モデルのスコアの出所はまちまちです。当サイトではこれらのテストを実行していません。
| ベンチマーク(タスク) | Gemini 4 Argon | Claude Opus 5.5 | GPT-6 Astra | Claude Fable 5.1 |
|---|---|---|---|---|
| DeepSWE v1.1(ソフトウェア開発) | 77.9% | 74.2% | 74.1% | 67.4% |
| FrontierSWE v2(ソフトウェア開発) | 55.0% | 62.3% | 65.5% | 56.3% |
| Terminal-bench 4.0(ターミナル作業) | 57.4% | 66.4% | 58.2% | 57.9% |
| PostTrainBench(OpenCode で 10 時間実行) | 45.3% | 49.3% | 44.3% | 40.2% |
| GraphWalks 256K–1M(長文脈、F1) | 84.2% | 66.8% | 71.8% | 65.0% |
コーディングでの見方:
- PostTrainBench では Google が 4 モデルすべてを同じ設定の OpenCode で実行しており、OpenCode ユーザーの実際の使い方に最も近い行です。Argon は Opus 5.5 にわずかに及ばず、GPT-6 Astra と Fable 5.1 を上回ります。
- 長文脈の検索では大きくリードしています。大きなリポジトリや長いドキュメントから情報を探す作業では、Argon を最初に試す価値があります。
- 長時間のターミナル作業(Terminal-bench)では、Opus 5.5 が約 9 ポイント上回っています。
- 導入価格の期間中、Argon の公式価格は Opus 5.5 の半分です。チャネル価格なら $0.38 / $1.90 で、同チャネルの Sonnet 5.5 と同じです。
ベンチマークにはあなたのリポジトリ、ルール、ツールは含まれません。既定のモデルを変える前に、同じタスクを候補モデルで 1 回ずつ実行し、結果と実際の費用を比べてください。
トラブルシューティング
/modelsに Argon がない: OpenCode が古く、モデルカタログが更新されていません。Google のキーを使う場合は、アカウントが有料枠かどうかも確認してください。- 404 またはモデルが見つからない: 表示名ではなく
gemini-4-argonを正確に指定し、プロバイダーのプレフィックスが設定のプロバイダー ID と一致しているか確認してください。 - 401:
opencodeを起動したのと同じターミナルで環境変数を設定したか確認してください。 - 長い出力が途中で切れる: 同期出力の既定上限は 65,536 トークンです。タスクを分けるか、ファイルを分割して書くようモデルに指示してください。
- 請求額が想定より高い: 思考レベルを確認してください。
highでは出力料金で課金される思考トークンが大量に発生します。11-30 以降は公式価格が 2 倍になる点にも注意してください。 - 429 やタイムアウト: Provider の設定とトラブルシューティングを確認してください。
関連ページ
- API プラットフォーム:Claude・GPT・Gemini のチャネル価格
- モデル:既定のモデル、バリアント、モデルオプション。
- Provider:カスタムプロバイダーの書き方。
- Claude Haiku 5.5 の料金と設定